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彼らが本気で、編むときは、

 最近はLGBTという単語が知られるようになりました

 小学5年生のトモ(柿原りんか)は家庭での仕事が全くできない母ヒロミと母子家庭で育っている。

ある日、母がいつもの家出をして一人っきりになったので叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に住むことになる。

マキオの家に行くとそこには見た目は男性であるリンコ(生田斗真)という恋人に出会う。そう、彼女はトランスジェンダーの女性だったのだ。

リンコの見た目に戸惑いつつも、母から与えられなかった優しさに、やがてそれを受け入れるトモ。

永遠に続くかと思われた仮の家族での幸せ。しかし、トモの母親が帰ってきたことで・・・

 この話にはいくつかの問題提起がなされている

トランスジェンダーの息子と母

ネグレクトである母と娘

子供たちを平等に愛せない母

 よく見ると共通のワードに気づく

「親子愛」

 血の繋がった母娘の愛と、他人どうしの母娘での愛情はどちらが幸せなんだろう

 ラストのトモの解答はすごく重かった

 この映画を観て歪にというか引っかかる感じがしたのが何かやっとわかりました

父親が出てこない。

 主要な3人。トモ・マキオ・リンコ。それぞれ父親不在なのだ

それは、母が子供を一人で育てることを余儀なくされる。母と否が応でも二人きりになる場面が強要される

母から正しい愛情が注がれていれば問題はないが、愛し方が分からない母親だと不幸だ

核家族が普通になりつつある現代では当然とはいえ厳しい現実だ

だからこそ、この3人が結びついて父親のいる3人家族の形を成しているのは彼らにとって新鮮で、ある意味理想の家族と思えるかもしれない

 監督が意図したものではないと思うが、私にとっては「家族愛」がテーマにしっくりとくる